*Complex+Drive*

勝手に上から目線の、真っ黒な。

2017年7月末日で退職した話。

丸3年勤めた会社を辞めた。

 

ボーナスは貰えませんでした。支給日には在籍していたんですけどねぇ。所詮そんな会社でした。特に何も言わず、しれっと月給の明細だけ渡されて。この半年だけでも数百万~数千万の契約を成約させてきた実績があるので、出る所に出れば多少は回収出来ると分かってますが、手切れ金だと思って泣き寝入りします。ええ、立派な泣き寝入りですとも。

 

労働契約書も就業規則も無い会社だったので(それでも30年続いているそうですが)訴えられれば明文化されていないことを良いように盾に使うつもりなのでしょう。もしくは私が節税対策の子会社に出向していたから、親会社の売上には貢献していないとでも言い張るつもりなのでしょうか。こうして書いていても馬鹿らしい会社です。

 

そんな馬鹿会社でも、去年の暮れには、私は真剣に業務改善に取り組んでいました。誰に言われたでもありません。とにかく自分が楽して稼ぎたかったし、みんなが楽になる方法があるのに、それを実践しないのは社長が無知だからだと考えたからです。

 

私はとても分かりやすく、パワポ方式で社長に提案しました。"大卒の就職率が100%の時代です。企業が人を選ぶのではなく、人が企業を選ぶ時代になって久しいです。今ある財を活かすことに目を向けませんか"と。最後に【この提案に目を通したら必ず私に連絡下さい】と、ちょっとしたケンカを売ることも忘れませんでした。

 

実は、私はこの提案をメールして一週間以内にリアクションが無ければ、この会社を見限ろうと心に決めていました。

 

提案を出して1ヶ月後に私の耳に入ってきたのは「社長から"本城さん、辞めたいのかな?"って訊かれたけど、何かあったの?」という同僚からの質問でした。真剣に業務改善を提案する社員=辞めたい人という、頭の悪すぎる発想に、我が社長ながら呆れ果てました。

 

そうして転職をするに至ったのです。

 

ケンカを売って、啖呵を切って辞める方法も考えましたが、最初に考えた穏便な方法で辞めることが出来たのでそれもやらず終いです。社内外に退職を伝えて、すべからく「おめでとう」と言われたのが良い思い出です。

 

まだあの会社に残っていて、連日理不尽にさらされている皆さんが、一日も早く解放されることを願うばかりです。