*Complex+Drive*

勝手に上から目線の、真っ黒な。

1日4時間働く。

パートに出ていた時、天職に巡り逢った。16:00~20:00という仕事だ。仕事の内容は何でも良い。この16:00~20:00という時間帯が素晴らしいのだ。

 

その職場では9:00~13:00という枠もあって、面接官に聞いたらそちらの方が圧倒的に人気があり、16時枠は応募者が少ないから助かるみたいな事を言われて驚いた。その後興味を持って、周囲の人間にヒアリングしたところ、やはり圧倒的に「13時に仕事を終えてのんびりしたい!」「後に仕事が控えていると思うと気が滅入る」と言った理由で、9:00~13:00枠を希望する人が多かった。否、9:00~13:00枠を希望する人しか居なかった、とした方が正しい。

 

私は逆に9:00~13:00に仕事をしてしまうと、①そもそも目覚ましを掛けて寝る必要があるのが嫌だし、②仕事を終えた時点で疲れて何もする気が無くなるし、③仕事を頑張ったご褒美と称してあれこれ盛りだくさんの昼食(アルコール類・ツマミ含む)を買って帰って、④ろくに食べきらないまま夕方から寝てしまい、⑤起きて酒とツマミを口にしながらオンラインゲームを深夜までやって、⑥寝不足…という、至極不健康スパイラルに陥る。

 

これが16:00出勤となると、8:00~10:00にのんびり起床→掃除をしたりブランチしながら録画したビデオを観る→軽く昼寝またはオンゲー→夕飯を作って冷蔵→出社→帰宅後作りおきした夕飯を食べながら録画したビデオを観る→風呂→オンゲー…となり、一転優雅な、まるで出社など無かったかのような一日となる。ちょっと早起きして出社前に映画を2本観るとかもよくやっていた。13:00に仕事を終えて、そこから映画を観に行く気にはならないのに、だ。

 

この感覚的な違いを学術的に何というのかは知らない。ただ、仕事から解放された時間を"自分時間"と呼ぶのなら、自分時間が無いまま仕事に行くのが嫌なだけだ。今はフルタイムで働いていて、嫌々目覚まし生活を送っているが(猫のおかげで嫌々という問題ではなくなってきたが)、それでも例えば食事と化粧の間の10分、家を出る前の5分などにもう一度寝たり、ソシャゲにログインしたりする。 わずかでも良いから起床→出社のプロセスの合間に自分時間をねじ込んでやるのだ。それによって私は何かに勝利するのである(?)。

 

たった3年くらいのモラトリアム期間だったが、あれがあったから今頑張れると思う。一度社会人になったらずーっと働くのでは無くて、ぽっと働く時間を短くして自分時間に重きを置けるような期間が誰にでもあれば良いのに。そうすると自分の仕事に責任を持つ人が減ることは、役所で働いて知っているけれど。