*Complex+Drive*

勝手に上から目線の、真っ黒な。

知っておきたい初めての賃貸契約【1】

アパートやマンションを借りる時、決め手は駅近?家賃?間取り?
それらももちろん大切ですが、入居中・退去時のトラブルはけっこうあるもの。
「知ってれば損しなかったのに!」「入居前に確認すれば良かった」と後悔しないための、仲介業者が教えてくれないポイントをまとめてみました。


1 その部屋は家主の持ち物である

初めての賃貸で意外と見落しがちなのがこれ。
「そんなの分かってるよ。だって借りてるんだし」
と思うかも知れませんが、ベランダの物干し竿一本、照明の紐一本まで家主の持ち物だと意識したことはありますか?
よく“入居前に傷や不具合を控えておく”と言いますが、実際はどの程度まで控えて置けばいいのか分からず、何となくフローリングのへこみを見付けて写真におさめてみたりしたというような人が大半だったりします。
実は賃貸では“退去時に入居時と同じ状態で家主に返す”のが鉄則なので、自分がどんな状態で部屋を借りたかがとても重要なのです。
フローリングのへこみも貴重な資料になり得ますが、もっと重要なのは照明はついているか、エアコンはついているか、洗濯用蛇口に器具やホースはついているか、備え付けの冷蔵庫に付属品はあるかなど、全体的な部屋の状態を写真に残しておくことです。
入居時の状態で部屋を返すということは、照明が無い部屋であれば退去時に照明を外して返すということです。
「照明なんてあった方が便利だから残していったほうが親切なんじゃない?」
と思う方はとても多いですが(エアコンもそうです)残して行く場合には事前に持ち主である家主の了承が必要になります。
喜んで了承してくれる家主もいますし、残して行くなら処分代を出せと請求してくる家主もいます。
【入居時の状態で退去する】ということをよく覚えておいてください。

女は怖いよ。

先日、新しい事務の正社員の女の子が入ってきた。
当初、かの女ボスも「彼女気が利くし良さそうじゃない」と好感触を示していたし、サブリーダーのAさんも「(教育係の)Bさんも何にも言ってないから、いいんじゃないかな」「なんか問題があったらすぐに愚痴るからねー、Bさんは」などと、おおむね好意的に受け止められていて、横で聞いていた私は(どうせ私は気も利かなくて、Bさんにも愚痴られていたんだろうよ…)とブラックモード全開でキーボードを叩いていた。

しかし新人のWさんが、ある日体調不良で早退したのだが、その理由が悪かった。

「病院に行ったら軽い熱中症と診断されたので、明日もお休みします」


……
………熱中症?

この寒いくらいクーラーが効いている事務所で?!

結果的に彼女は一週間仕事を休んだ。

それでなくとも、うちの会社は名前を覚えるのも馬鹿馬鹿しくなるくらい人が入れ替わる会社なので、事務所内は一気に雰囲気が暗転した。

熱中症とかありえないよね」
「休むって電話も、わざとらしくすごいハァハァしてるの」
「もう来たくないならこんなことしないではっきり言えばいいのに」
「元々なんか、仕事頼んでも返ってくる質問が意味分からなくて」
「普通○○って言ったらしないじゃん。でもすごい数えたりして、ちょっと変わってるなって思ってたんだよね」

最初の好印象はどこへやらとはまさにこの事で。

翌週から彼女は復帰した。すごく頑張っていたから、一度落ちた評価を取り戻そうと必死だったのだろう。この頑張りなら再評価される日も近いんじゃないかと思わせる頑張りっぷりだった。

しかしながら教育係Bさんの告げ口により、彼女はやはり退職することとなった。まったく人材ってやつをなんと軽く見ている会社だろうと思う。経費削減と言いながら、人材費ひいては教育費をどう考えているのか、いつか社長に訊いてみたいものだ…それはきっと辞める時だろうけど。

Wさんが辞めて良かったことと言えば、反比例して私の評価がちょっとだけ上がったことだ。要は「仕事は遅いけど、多少なりとも仕事を覚えて対応してるだけまし」であり、これ以上辞められても困るからちょっと優しくしてやるかという一時的なものだけれど…。

なかなか後輩が増えないので、自分の仕事が一向に減らない。

そして「こんな会社で働き続けられてる自分って実はすごいんじゃないか」と思っている。

ドラマ『エイジハラスメント』。

第2話まで視聴。
何というかこのドラマはバランスが悪くて安定を求めて見続けてしまうドラマだ。
居心地が悪くてスッキリしない。
そのバランスの悪さは見えない話筋であり、ふらついているキャラクター造形であり、間の取り方であり、文章的な台詞回しだ。
あんな脚本を渡されて演じている役者の皆さんを尊敬する。
聞いているだけで会話的ではないし、芯が通ってないキャラクターばかりだからメンタルの維持も相当な苦労があると思う。
2話で“イタい”という言葉を使って“今風”に寄せようという意図は感じられるが、別段新しい言葉でもないのに作中で連呼させている言い回し自体が痛々しい。
もう少し勉強して美魔女を出せばそれっぽくカバー出来ただろう。

繰り返すようだが、キャスティングは悪くない。
スタイリングも武井咲ちゃんの若さと可愛さが全面に出ていて良い。

バランスの悪さは“今話題のハラスメントを扱ってる”という押し付けがましさとは裏腹に、設定がまったく古くさいという決定的な部分に起因する。
まず社名、そして部署名、制服…どれを取っても昭和っぽい。
お茶汲みが女性の仕事というのも、総務が閑職扱いというのも一昔前の話だ。

『エイジハラスメント』という原作あってのドラマ化というのはわかっているけど、若いというだけでちやほやされるというネタだけで10話を引っ張るのは無理がある。
いっそのこと伝統ある大手商社が時世に乗っ取って社名やらなにやら横文字にしてグローバル化を前面に押し出しているにもかかわらず、その実内部では日本的なジェンダーハラスメントやエイジハラスメントが横行していて、そこを
海外育ちの新人がばっさばっさとハラスメントを叩き斬る!みたいな構図の方がドラマ的に盛上ると思うのだが。
海外と日本の違いといったトリビアを挟みつつやればなおよし。
『花咲舞~』が受けているのはバディものという調和と銀行というとっつきにくい業界モノというところにあるのだから。

ここまで批判しておいて私はまだ続きを見ようとしている。
それはある意味ツッコミどころが多すぎて、ドラマを見ながら毒を吐けるという優位的な快感と、このドラマがどこにピークを持ってきてどこに着地しようとしているのかイマイチ謎だからである。
だから数字はともかく、この居心地の悪さはネタとして成功しているのかもしれない。
まあ、今期はデスノートとかど根性ガエルとかキワモノが多すぎて、一見正統派のOLモノではそこに気づいてもらえるかも微妙なわけだけど。

仕事が出来る女。

ストレス解消法は人によって様々だろうけども、私の場合は完全にアウトプット型である。
それも悶々とデスノートを書き連ねるようなアウトプットではなくて、一方的に誰かに話したい方法なので性質が悪い。
ネットというものは本当に私みたいなものに都合が良いなぁと思う。

まあそれはそれとして。

先日何だか普通に仕事をしていたら、後輩から「電話取ってくれます?」とややキレ気味に注意されて、精神年齢の低い私はイラッとしてしまった。
ちょっと込み入った資料を作成していて、一時的に集中してしまっていただけのつもりだったんだけど、口に出して言われるとは彼女にも積り積もった何かがあったに違いない。

イラッとしたので帰りに待ち合わせした彼氏に愚痴ったら「君が悪いでしょ」と一蹴されたので静かなバトルが始まることとなった。
よくある女脳男脳ってやつだ。

彼もそのところはよくわかっているので“完全な私の味方にはならないけど、フォローを忘れない”対応をしてくれた訳ですが。

結論として「コミュニケーション不足」が原因で、私が周囲と仲良く(?)ならない限り、私の仕事の評価は上がらないということだ。
つまり私自身の仕事のスキルが低いとかいう話ではなくて、今の職場の人たちと気が合わないのが問題なんだ、と。

確かに同じミスをしても気心のしれた相手なら笑って許すのに、嫌いな相手ならここぞとばかりに攻め込むというのはよくありそうなことである。

何となくわかっていたようで解っていなかったのか、彼の指摘でちょっと目からウロコが落ちた。
分かったところでどうするのかは自分次第だけど、少しだけ今の職場に対する意識が変わったような気がする。

“仕事が出来る女”とは周囲に溶け込んで都合のいい位置にすっぽり納まっている女の事だったんだなぁ。

私がそれを目指すのは遅すぎるし、10以上も年の離れた彼女たちの話に割ってはいるのもナンセンスだ。
でも仕事上必要な最低限のコミュニケーションは意識して取っていかないとかもしれない。

取り敢えず明日は休みだ。
なにも考えず寝よう。

マウンティング。

自分でドラマ『ファーストクラス』を観るまで知らなかった言葉。

“マウンティング”

私は基本的に格付けしないので(自分さえ良ければよい)この格付けし合う女たちの気持ちがまーったく分からないのだが、そう言えば格付けされてはいるのかなぁとふと思った。

仕事でも何でも男性と話す方が気が楽だ。女だと言うだけでちやほやされる事が多いというのが理由だろうと勝手に思っていたが、要は男性社会のマウンティングから外れているからなんじゃないだろうか。

可愛くも若くもない女が男性と話す方が気楽であるためには、男性の仕事に過度に介入しないことが大切だ。
余計なことはせず、かといって何もしないわけでもない。適度な距離というヤツ。
その立ち位置さえわきまえていれば、簡単に男性のマウンティングレールからは外れることができる。

しかしこれが女性となると“女性”という共通項一つでマウンティングレールに乗ってしまうのだから恐ろしい。マウンティングの恐ろしいところは自分の意思とは関係なしに、相手が一方的に乗せてくるものだから性質が悪いのだ。

もともと自分と自分が好きな人さえ良ければ色んなことがどうでも良い性格な上に、現在の職場がギャルしかいないような所なので戦闘放棄状態なのだが、そのギャルたちが勝手に私を格下扱いしてくるのが何とも面倒くさい。そもそも男とか結婚とか出産とか学歴とかに価値が置けないというだけで格下扱いされるのはどうかと思う。まったく仕事に関係のない部分で、それが仕事の評価につながるのもどうかと思う。

理不尽だなぁと思うけれど、こんなのはどこに行ったってついて回るもので、それに対していちいち腹を立てるのも疲れるのでやめている。耳を塞いで仕事ができたらいいのに。

美学について。

“美学”と言うのは日本ではあまり馴染みがないだとか、学問として成り立っていないとか良く聞きますが、私は昔から良くこの言葉を使っていて、周囲にドン引きされたものです…。
「美学って…」みたいな。

思春期にはまっていた漫画家(漫画というより本人にはまっていた)高河ゆんの自伝本の項目にこの「美学」が上がっていて(というのもうろ覚えだけど) 「自分の美学に反するものはどうやったって受け入れられない」みたいなことが書いてあったのだ。
例えば「疲れてるから無理」「苦いから嫌い」というのは「疲れていないならやれる」「苦くなければ食べれる」とも言える訳で、好き嫌い・出来る出来ないは意外と紙一重だったりする。

でもこれらを美学に照らし合わせると、そこには受動的な影響はほとんど介入することが出来ない。矜持というべき“自分を作り上げている枠組み”みたいなものがそこにはあって、理屈が通らないのだ。

例えば、私は7歳の時に“一生吐かない”と決めて、以来本当に嘔吐したことがない。馬鹿馬鹿しい美学だけれど、本当のことだから仕方がない。基本的に弱味を安易に見せることを良しとしていなくて、ネガティブな姿勢を取りたがらない。してもらったことにケチをつけることもナンセンスだと思っている。まあ、外面が良くて腹黒いだけなんだけど。

価値観に近いものになってしまうかもしれないんだけど、この美学が合わないというのは決定的な決裂で、私はそういった相手とは距離を置くようにしている。あからさまな嫌悪を見せつける必要はない。ニコニコ笑って一方的に離れていけばいいだけの話だ。本なんかだと、たまにわざと美学の合わない作者の本を借りてきて「あーやっぱりこの人とは合わないなー」と上から目線で語ってみたりもするけど。

矜持とも書いたけれども、私は自分の美学が好きだ。例え下らなくても美学のある人の方が好きだ。それが自分の美学に反する美学だとしてもね。

「聞いてくれたらいいのに」

お久しぶりです。ゆかです。
怒濤の愚痴(言い訳)記事からだいぶ時間が経っていますが、仕事は相変わらず続けています。全然元気じゃないけど。

さて、久し振りの更新もやっぱり仕事の愚痴である。
2月~5月の繁忙期の間に腱鞘炎になってしまった。せっかく仕事も落ち着いて多少はのんびり出来ると思った矢先に、である。
腱鞘炎はバカがなるという記事をどこかで見かけたが、結局そういうことだ。好きでもない仕事を愚直に頑張りすぎたせいで無理が祟ったのである。

腱鞘炎はなった人間じゃなければ分からないとはよく言ったもので、本当に周囲に理解されない。手首にサポーターやテーピングを施しているのは、単に痛みを和らげる為ではなく、周囲に「私は手首が痛いんです」とアピールするためでもある。財布から小銭を取り出すことにさえ痛みを伴うので、何もしていないとレジのお姉さんを無駄に苛つかせることにもなりかねない。挙げ句、頼みの医者にすら軽い怪我と扱われる始末だから、社内での理解も当然得られない。日常生活について回るの実質的な痛みに加えて、精神的な苦痛も伴う、けっこう厄介な代物なのだ。

特にリアル妹たちが集う我が職場では、言わない=大丈夫であり、私のトロトロした書き物も仕事のスピードが遅い事実と捉えられ、決して手首の痛みに直結しない。もちろん「腱鞘炎になってしまって…」とは断ってはいるが「大丈夫?」と問われたら「大丈夫です」としか答えられない長女気質の私は「あっそう」で片付けられて話が終わってしまう。毎日毎日「歯が痛い」「痛み止が効かなくなってきてヤバい」とボヤけるDさんが本当に羨ましい。彼女たちにとっては言いたいことは「言えばいいのに」であり、分からないことは「聞けばいいのに」なのである。よくよく考えなくてもその通りなのであり、彼女たちに比べたら自分はなんて生きづらい前提なのだろうと思えてくる。反面、そんな彼女たちが「自分たちはか弱い」的発言をするせいでこちらが苛々させられるのだが。